音楽よもやま話「美女と野獣」を見て

先生と空き時間にこんな話で盛り上がりました

〔受付M（私）〕 先生最近見た「美女と野獣」にチェンバロのキャラクターが出て来ますね。
アニメにはない、今回の実写版のオリジナルキャラらしいですね。
それにしても、同じ鍵盤楽器で形が似ているのに、ピアノと随分音色が違いますね。

（写真は渋谷センター梅田先生）
〔先生〕
ピアノは打弦楽器でハンマーで弦を叩いて振動させて音が出る構造ですけど、チェンバロは「撥音楽器」だから爪ではじくことによって弦を振動させて音を出しているんですよ。
言わば原理はギターに近いとも言えますね。

チェンバロは古楽器のひとつで、ピアノの先祖と言っても良いですね。
ピアノみたいに弦を何本も張って無くて、巻き線も無いので、大きな音は出ないけど、繊細でキラキラした音が出て、昔はサロンの演奏には欠かせない楽器だったようですよ。

〔受付M〕
ピアノと言えば最近直木賞を取った小説に「蜜蜂と遠雷」という小説がありますね。
〔先生〕
ピアノコンクールを題材にした小説ね。
読もうと思ってるけど、なかなか時間が取れなくて・・・
〔受付M〕
この小説で『ピアノは森羅万象につながっている』という言葉がとても印象に残っているんですよね。
〔先生〕
私は小説を読んでいないから何とも言えないけど、確かにピアノは室内で弾くけど、作曲者は自然や時代背景や恋愛などにインスピレーションを受けて曲を書いているから、確かに大事な視点ですね。

〔受付M〕
自然と音楽と言えば「羊と鋼の森」という小説も有りましたね。
〔先生〕
そうそう山崎賢人くんが主役の！
あんな調律師だったら私毎日でも来てほしい！
〔受付M・先生〕
（大笑い）
・・・と楽しい音楽教室のロビーでは、次の生徒さんが来るまでのつかの間の音楽談義が続くのでした。

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